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「コンドラシンは語る」より ウィーンの聴衆 3

主催者は気の毒がって、彼らでピアノ奏者を探すと言い始めましたが、それでは十分に堅実な内容にならないと自分たちでも理解したようです。ラジオのアナウンスがあり、プログラム冊子にも折込みが用意され、こうしてわたしたちはマーラーを演奏しました。効果は驚異的なほどで、演奏会にはきわめて渋い顔をしてあらわれた「ムージク・フェライン」ホールの支配人が、終演後に、少し居心地が悪そうな様子でわたしに言いました。
「まあ、全体としては、バルトークだけでなくマーラーも演奏できたから良かったですね」
わたしが行動を起こしたのは、こう確信したからです。つまり、名にし負う音楽都市ですら嗜好の進退がある。見るところ、ウィーンは今、古典的、ロマン主義的なものを取り込み過ぎて、新しい現代的な音楽(もしもバルトークを現代音楽家と考えるなら)を受け入れない。彼らの嗜好はある段階で停滞している、と。――聴衆はまったく嗅覚が鋭いですね。ホールはいっぱいになりました。立見席の後ろで、そこからホールに通り抜けられないよう格子で仕切られた休憩室のようなところにも、、、立っていました。
しかしその後ろにも入場券を持った人々が立っていて――ものずごい人だかりです。その休憩室が丸ごと埋め尽くされました。でも得られた反応はわたしが期待したものとはちがったのです。多分、わたしたちのせいなのかも知れませんが、でも正直に言いますが、それは何かが違うとわたしは思うのです、、、

          

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