「コンドラシンは語る」より ヨーロッパ音楽概観

ラ:今日の音楽を見渡してどのような状態か、いくつかお言葉をいただけますか?

コ:時の流れとともに、様々な国で聴衆に対する演奏家の態度と演奏家にたいする観客の態度自体も変遷することを少しお話ししたかったのです。フランスではいつだったかは音楽の国でしたが、今では辺鄙な田舎になりました。ドイツはつねに最高のレベルにあります。イギリスは最近最前線に出てきました、というのはイギリスの音楽文化は実質的に大人物を輩出してこなかったし、やはり作曲家にもいないからです(ブリテンを除いてですが、でもこれは現代です。それ以前はいません)

ラ:ピョルセルは?

コ:ええ、ピョルセルでは違いすぎてバッハともヘンデルとも比べものにならないでしょう、ヘンデルはロンドンに住んでいましたけど、、、
イタリアは――オペラの国で、現在あちらの聴衆は歌手の声の処理、声量の視点からだけオペラによく通じています。高音が出せたか、持続させられたかまたは出来ずに、猫の鳴き声やひっくり返ったりしたか。彼らはこの点については情熱的で、賛成か拒絶かをかなり荒々しく表現しますが、しかし彼らが真の音楽に通暁しているとはいえません。

          

スポンサーサイト

          

キリル・コンドラシン・ディスコグラフィー・サイト

キリル・コンドラシン・ディスコグラフィー

相互リンクをしていただける場合は、下記のリンクコードをサイトに設置していただいたあとにこちらまでメールで掲載希望サイト名、URL、紹介文(必要な場合は)を明記の上お申し込みください。確認のうえ、リンクさせていただきます。

<A href="http://kirill-kondrashin.com/talksabout/">コンドラシンは語る</A>

「コンドラシンは語る」記事一覧